2010年11月14日(日)
初めてフルマラソンに挑戦する事になる。当時の制限時間は、やや厳しめの5時間30分です。
この大会の特徴は、フルマラソンの場合ですと高低差が約127mもあり、基本的に川沿いの山道を走るのですが、沿道の応援が途絶えないのが魅力的でハイタッチが多いのも名物です。
ちなみに、ハーフマラソンの高低差は調べた限りでは、おおよそ70m前後ぐらいなのではないかと思われます。
1988年から開催されている歴史のある大会でありながら、地元の人だけでなく遠方の参加者も多い毎年人気のある大会です。
当日の気象環境は、
天候、くもり
気温、14.5℃
風速、1m
(2010年当時の完走証より)
前回参加した越前大野名水マラソンとは違い、マラソンに適した気象環境での挑戦です。
以前の大会の大雨でダメになってしまった手作りの「幸せになってね」メッセージは、何とかこの日までに間に合わせる事が出来たので新しい相棒が誕生しました。
初のフルマラソン発進
スタート直後は、とにかく沿道の人が田舎のマラソンとは思えない程沢山の人達がいましたので、人の温かみを感じました。
「幸せになってね」メッセージとにかく反応が凄かったです。「凄い!」「頑張れ~!」子供からお年寄りの方までこっちを見てきます。
中でも、この大会の名物の一つでもある小さい子供さんとのハイタッチの連続は、楽しいとしか言いようがありません。
僕は、他の人達が幸せになる何らかのきっかけを優先してますので、記録のタイムを縮める事は二の次にしてます。
※制限時間内に完走出来るように、自分の体と相談しながらパフォーマンスの配分を考えてます。
街並みのコースから数キロ離れた山道のどこかの橋付近で、物凄く元気な5~6人ぐらいのお兄さん達がいまして、僕がハイタッチを試みましたら全員ハイタッチをしてくれました。
山間部にこのような人達がいると、凄く元気付けられます。
ただ、中間地点付近の関門が厳しいせいか、ペースを上げるランナーが沢山いました。いつものように、上がり坂は追い抜いて、下り坂では追い抜かれていました(笑)
さすがにフルマラソンは、高低差が約127mもあるタフなコース、20kmぐらいまで上がり坂がほぼ連続ですのでとてもしんどいです。
そして、ようやく折り返しの中間地点に到着しました!
たしか中間地点付近には、太鼓を鳴らしている人達がいて凄く元気付けられました。
数十分後、中間地点前の関門はあえなく閉まってしまい、通過してない他のランナーは、送迎バスに乗らなくてはいけないが、僕は数十分前に無事に通過する事が出来て良かったです。
約22km地点のスペシャルエイドステーションのところで、休憩しているランナーが沢山いましたので、おそらくいびがわマラソンの名物に1つだと思い、僕も程々な時間で休憩しました。
いろいろと食べ物があったのですが、飲み物だけで十分でしたので水分補給だけにしました。
後半戦の戦い
コースの後半戦は前半線とは逆で、下り坂が多いのでこの時点では以外と早く走れたので、ハクセキレイ(鳥)のようにピョコピョコと早走りするような感じで走ってました。
いびがわマラソンは、救護所にも力を加えているので走っているランナーのディフェンス部分に対しても安心です。もちろん救護関係の人達にも「幸せになってね」メッセージを見せてました。
行きで出会った5~6人ぐらいのお兄さん達が、相変わらず元気なおもてなしをしてくれて、また元気をもらいました。
残り約4km地点、制限時間がある程度まずい事に。しかも、足首のだるさが急にひどくなり徐々に苦しくなってきましたが、諦めずに走っていましたら沿道に何やらラジカセを持っている人と遭遇。
ラジカセにかかっている曲は、「ロッキーのテーマ」です。こういう苦しい時に、ロッキーのテーマは思わず心のパワーがみなぎってくるものです。
おかげさまで、元気なハクセキレイに戻りました(笑)
残り約1km
応援している人はさらに増えて、「幸せになってね」メッセージを常に見せているので、ココだけはどうしても他のランナーに追い抜かれてしまいますが、心暖かい声援が嬉しい限りです。
そして、なんとか制限時間内にゴールが出来ました。
記録は、制限時間ギリギリの5時間25分でした(^^;
やはり初めてのフルマラソンの参加で、5時間30分以内に走り切るのは、もの凄くしんどかったですが、人はやれば何でも出来ると実感しました。
いびがわマラソンは、大会全体が心温まる大会でしたので、またいつか参加したいなと思います。
ありがとういびがわマラソン!とても楽しく走る事が出来ました。