2011年度から2月の第2日曜日に開催されている、いわきサンシャインマラソンは福島県最大級の大会です。
2012年度の参加人数は6785人、ボランティアの人数は2110人、沿道の人数は約5万人です。
高低差は50m以上で、フラットコースとアップダウンがが混じったコースですが、一番きつい上がり坂は21km地点から22km地点であり、多くのランナーを苦しめ思わず歩いてしまうランナーが続出しています。
2012年の大会の気温は、平均気温2.8℃、最高気温7.2℃、最低気温-0.9℃であり、とにかく寒さとの戦いになる。
手袋を装着していても手がかじかんでしまうので、寒いのが苦手な方は厚着の防寒対策や、ホッカイロも必要になってきます。
そこで、今回はいわきサンシャインマラソンについて、東日本大震災から翌年の2012年2月12日に参加しましたので詳しい感想を述べていきます。
コース序盤戦

スタートしてからは沿道の応援が比較的多く、震災の翌年とは思えないほど凄く元気に応援してくれます。
ランナーだけでなく、きっと地元の方もこの大会を通して、少しでも福島の復興になれたらと思ったのではないかと思います。
給水所も凄く活気が良いです。1人1人のランナーに丁寧に接してくれますので、寒さに負けない心暖かいマラソン大会と感じられます。
中でも、パン、シュークリーム、暖かいスープもありますのでエネルギー補給に関しても心配ないでしょう。
約16km~17km地点の第1折り返し地点には、大勢の観客が精一杯の大声で「ガンバレ~!」の声が鳴り響きます!
わざと外側を回って走ると、何とも言えない凄い笑顔でハイタッチをしてくれますので、福島らしさの元気が伝わります。
中間地点の約1kmに渡る物凄い急な坂は、普通に半分以上のランナー歩いてしまいます。ココの場合は、無茶して走らずに体力温存のためにわざと歩くのも良いかもしれません。
中間地点を過ぎてからは、フルマラソンのゴール地点の小名浜港を横切ります。沢山の観客が応援してくれますので、疲れているランナー達は元気をもらいます。
後半戦からの話
26km~27km地点からは、ほぼ景色が変わらない工業地帯に突入です(^^;
下を向いても、前を向いても、横を向いても、モチベーションが下がる逃げ道のないゾーンです。
おまけに右を見ると、折り返しから戻ってきた先頭集団が沢山走ってますので、ランナーにとって非常に辛い地点とも言える。
同じような景色ばかりで飽きてしまい、精神的に参ってしまいますが、ここからが本当の勝負どころだと肝に免じた方がいいでしょう。
しかし、団体さんからの応援には凄く助かります。太鼓を叩いている団体さんの元気さには、心が折れそうな僕を救ってくれました(^^
そこから数キロ走ると、チアダンスの子供達が元気良く踊っているのを見かけ、運よくハイタッチを出来ました!
約34.5km地点には、ようやく第2折り返し地点が見えてきてホット一安心、あとは行った道を引き返すだけで良いですので、時の流れに身を任せるだけで良いです。
しかし、37km~38kmになって制限時間ギリギリな状態に。
もう心も身体もボロボロで、早く走る事は出来ないですので絶対に歩かないように、決して最後まで諦めないで極力淡々と走っていました。
残り1km、残りの時間は15分を切っていましたが、冷静に考えて十分な時間が残っていましたので、このままのペース一生懸命走っていたら、ようやくゴール地点が見えました。
ゴール直前からの話

そして、多くの観客の声援に応えて見事ゴール!
記録は、制限時間ギリギリの5時間55分でした!
普通は、本当に一生懸命頑張ったのだから喜ぶのが普通ですが、気温の低さと、風の冷たさと、汗の冷たさで、体内の温度は寒すぎるの一言です(>_<)
シンプルに申し上げますと、初めていわきサンシャインマラソンを完走した感想は寒かったです(笑)
暖かい豚汁を飲む余裕は全くなく、すぐに着替えてさっさと帰る仕度をして、シャトルバスに乗りました。
そのあとは、電車の待ち時間の戦いに打ち勝ち、見事に宿泊しているホテルまで”ゴール”しました☆ミ
これで一安心しました^^
寒いのは大の苦手な僕ですが、今回も無事に完走出来て何より。
僕のフルマラソンは、どこの大会も毎回制限時間ギリギリですので、いつかは心も体も制限時間も余裕をもって走りたいものです。