沖縄100Kウルトラマラソンは、沖縄本島で唯一100kmマラソンとして開催される大会であり、2016年12月18日に初めて産声を上げた新しい大会です。
100kmの参加人数は525人、完走者数は334人であり、およそ約3分の2の割合で完走されております。
2016年当日の気温は18.7℃ですが、沖縄の12月の平均気温は17.8℃、最高気温は21.2℃、時には25℃を超える事もありますので、大会3日前ぐらいになってからは、こまめにスマホで天気情報を気にしていた方が良いでしょう。
そこで、今回は沖縄100kmウルトラマラソンの情報と魅力についてお話していきます。
コースの特徴
●ニライカナイ橋

国道331号線の大きな橋ですが、ニライ橋とカナイ橋が合体して、ニライカナイ橋という名前になっていますが、ココを走っている時は海の絶景がめちゃめちゃキレイです!
思わず写メを取りたくなるような神秘的なコースですので、思わず癒されることでしょう。
他の100kmマラソンの大会というのは、なんとなく同じような景色をみて飽きてしまいがちですが、この大会は走っているうちにいろいろと景色が変わりますので、その分精神的に負担がかからないと思います。
●奥武島(行きのみ)
沖縄南部の島であり、人口約950人、沖縄本島とは150mの橋でつながっており、島中を一周回ります。
比較的に、のんびりとした のどかな風景が見られますが、こちらもコースも景色のメリハリがありますので、ちょっとした「風景一服」をする事が出来ます。
●コースの幅
広くて十分に走れる一般道もあるが、追い抜きたいと思っていても、なかなかそうはいかない狭いコースもありますので、ある意味でNAHAマラソンの100kmバージョンだと思って頂けたら分かりやすいと思います。
●高低差
約174mであり、100kmマラソンにしては緩やかな道のりだと思われがちですが、約60km地点からの上がり坂は本当にキツイです。
そこから、約65kmから70km地点までは下り坂で助かりますが、約70km地点から77km地点までの上がり坂が半端なく辛いです。
しかも、おおよそ150mぐらいの急な上がり坂が、本当に疲れ切っている多くのランナーを苦しめますので、完走するためにはある程度のトレーニングと覚悟が必要となります。
人とのふれあい
●背中に付けるナンバーカードの魅力
実は、あなたの自由なメッセージが書けるようになっております。「背中」ですので、ランナー同士のコミュニケーションが盛んに行われます。
たまたま通りかかった人との会話も弾み、疲れ切っているランナーのモチベーションも上がります。
やはり、背中のメッセージの文章は誰でも伝わりやすいですので、この大会の嬉しいメリットの1つとも言えます。
●ボランティアの高校生
信号のある交差点を担当していた高校生は、笑顔で明るい挨拶をしてくれます。
その他にも、ゴール地点での荷物の対応が素晴らしいです。名前とナンバーを読み上げた後荷物を預かっている高校生が、手際よく荷物を見つけて素早く持ってきてくれますので、とても有難いです。
エイド

最初のエイドは7km過ぎしかないですので、たまたま温度が熱い日の場合は遠く感じられる。それ以降のエイドも充実しているとは言い難いです。
しかし、そこからは2km~4kmぐらい間隔で設置されておりますので、遠慮なくこまめに水分補給を取りましょう。
食べ物系の補給食が少ない傾向(特にゼリー系)ですので、気になる方はポシェットに何かゼリー飲料などを入れておくのも良いかもしれません。
エイドの場所にもよりますが、小さい子供たちが冷たい水を頭にぶっかけてくれますので、心のサービスが満載です。
また、所々に沖縄県恒例の私設エイドもありますので、非常に助かります。
交通アクセス
メイン会場&スタート、ゴール地点は「与那小浜公園」当日のシャトルバスを運行してます。(予約制)
シャトルバスは「県庁前」「おもろまち駅」「旭橋」から出発します。
出発時刻は午前3時、会場到着時刻は3時40分です。
※なお、この情報は2016年の情報のため、2017年からは出発場所、時間などが違ってくる可能性があります。
まとめ
走っていると基本的に熱いですので、熱射病には十分に気を付けて下さい。
ニライカナイ橋からの海の景色は、本当にキレイですので思う存分楽しんで下さい。
背中のゼッケンに、自由なメッセージを書く事が出来ますので、ランナー同士やたまたま通りかかった人達とのコミュニケーションが弾みます。
エイドステーションは充実しているとは言い難いですが、心のサービスが満載です。しかし、自分のポシェットに少しだけ栄養補給になるものを入れておいた方が無難でしょう。
以上となります。当日の朝のシャトルバスの出発は早いですので、くれぐれも乗り遅れないようにしましょう。